コウモリ類(駆除)飛来防止

毎年6月頃から11月頃までコウモリ駆除のお問い合わせやご依頼をいただいております。
コウモリは鳥獣保護管理法の対象となっており基本的には駆除が認められておりらず、弊社でも駆除として捕獲等は行っておりません。

夕暮れ時にはパタパタと空を飛んで気持ち悪いことや、洗濯物付近、玄関の軒下等の外周に糞が毎日落ちているなど、不快と思われる方は多いのですが、コウモリは日本脳炎やデング熱、ジカ熱などを媒介する蚊を食料としており、人間にとっては有益な生き物として益獣とも言われています。

しかしながら、自分の住んでいる建物にコウモリが居るのは気持ち悪く、何とかしてほしいとのことから、ご相談やご依頼を頂いております。

上記の通り、駆除は困難です。具体的には駆除(殺す事)、捕まえる事、いじめる事があたり、コウモリそのものに対しては、ほとんど出来ることがないため、飛来防止という内容でご提案差し上げております。

アブラコウモリ
蚊など小型の飛翔昆虫を捕食しているため、沼地や用水、森林、公園等の蚊が多く発生している付近に生息していることが多いです。
体長は羽をたたむと6センチ程度の黒っぽい楕円形で、握った手の中に納まりそうなサイズですが、羽を広げて飛んでいる様子では15~20㎝になり、近くで見ると意外と大きく感じます。

生息場所は日本ではおよそ全国的に生息していると考えられ、ほとんどが家屋の屋根や換気扇等の隙間をねぐらとしており、日没の前後1時間程度の間、外に出て蚊等を捕食してねぐらに戻ります。

3月頃冬眠から覚めて、6月頃から子供が生まれます。
7月~10月頃は子供が巣立つため、飛んでいる数は最も多い時期と思われます。10月頃から交尾を行い、11月頃から冬眠に入ります。

弊社で頂いているご依頼のほとんどは5頭から10頭程度ですが、冬眠を繰り返し100頭ほど住んでいた物件も過去にありました。

コウモリ施工方法

施工には、梯子若しくは足場の設置、高所作業車の使用が必要です。

安全確保の為、足場設置が必要な場合があります。

施工箇所がベントキャップ(換気口)の場合は、梯子で可能なことが多いですが、屋根瓦や軒天など広範囲な場合は、足場が必要なことが多いです。

弊社で出来ること

コウモリの生息確認

目視調査や聞き取り調査を行います。安全上天井内等隅々まで確認することは出来ませんが、侵入箇所とおおよその生息状況を確認し、お客様とお打合せの上、施工場所や施工内容の選定を行います。

侵入箇所の閉塞(出入り口を塞いで侵入させない)

出入り口を塞ぐ前にコウモリに出て行ってもらいます。法令上強制退去とはいきません。自発的に出ていけるよう、出入り口に加工を行い、約1週間後に生息確認を行い、閉塞を行います。換気口など生息の有無が確認出来た場合は、その場で閉塞を行うこともあります。

コウモリの糞の撤去及び害虫駆除、殺菌消臭

安全上確認出来る範囲での撤去を行います。フンの堆積から害虫類の発生がある場合は燻煙処理や、空間噴霧による殺菌消臭処理を行っております。
(天井内軒先などは困難な為、点検口の作成が必要な場合があります。)

施工箇所の清掃及び殺菌処理(室内換気扇などの場合)

糞の撤去後、換気口などの部材はふき取りや洗浄を行った後、殺菌剤の噴霧を行います。

コウモリの被害について

お客様が感じられる被害の多くは、天井や壁面でカサカサと音がする。

玄関やベランダに毎日フンが落ちている。

コウモリが夕方になると毎日飛来しているなどが多いです。

これらの被害は、以下の要因が影響していることが多いです。

施工例1)軒天や妻側の屋根に侵入可能な隙間がある場合

施工例2)ベランダ等の笠木に侵入可能な隙間がある場合

糞が落ちている所の上を見上げると、換気扇や屋根瓦、ベランダの笠木(手すり下)などに隙間があることが多く。これらの隙間に対し出来ることをご提案しております。(対策が可能か?どのように塞ぐか?等)

施工例3)24時間換気など室内換気扇のベントキャップに侵入している場合。

賃貸物件や戸建ての物件でも室内換気のタイプによっては侵入の可能性があります。換気扇の仕様にもよりますが、ガラリ付近に網が無い場合、換気扇内部を ねぐらとすることがあります。

ご要望にお応えできないケースもあります。

コウモリ類はおおよそ我々と同じ環境で生きています。

前項の施工を行っても、お客様の思った結果にならないこともあります。玄関やベランダなど部分的に施工を行った場合、別の隙間へ移動することもあります。建物全体でみると、コウモリが潜みそうな隙間は非常に多く(指1本程度の隙間)、屋根瓦や板金の隙間などすべての隙間を塞ぐことは出来ません。(非常に困難)

コウモリは隙間へ侵入するほか、外壁のざらざらした部分にへばり付いていることもあり、糞の落下や完全な飛来防止は難しいのが現状です。

上記を踏まえ、調査を行った後、お客様が望まれることと、弊社で出来る事のお打合せを行い、ご了承をいただき、施工を行っております。

ご相談から施工完了場での流れ

工期は完了まで1か月程度です。

  1. 電話による相談から調査依頼のご確認
    調査は有料です。
    現場での聞き取り、目視調査、口頭による簡易報告の他、調査報告書及び見積書の提出
  2. ご依頼を頂いたのち、調査日程を調整
  3. 現地調査及び報告書見積書提出
  4. 受注後、お打合せの上、足場設置(必要な場合)
  5. 初回施工実施
  6. 初回施工より約7日後に点検実施
    侵入がない事が確認出来たら、最終的に閉塞。
    併せて、ご要望によりフンの撤去及び殺菌消臭を行って施工完了

 

コウモリによる被害、人への影響について

これらの害によって人間に甚大な被害や影響が出るかというと、必ずしもそうではありません。ご依頼の半分以上は、なんとなく気になる程度のケースが多く、わざわざお金を掛けて対策をとらなくてもいいことが殆どですが、夜中に音がして眠れないことやダニ等の被害など深刻な状況もあります。

相談やアドバイスは随時させて頂きますのでお気軽にご相談ください。

フン害

毎日毎日フンが同じ場所へ落ちるので2.3日ほっとくだけでも目立ちます。
屋根から降ってきてベランダの洗濯物にくっついたり、玄関など目立つところに落ちているので、一度気が付くと、みなさんかなり気になっているようです。

悪臭

住んでいる数にもよりますが家の周りに落ちているフンの数以上に屋根の軒内や、壁面内、換気口内にフンが溜まっていることが多く、フン特有の臭いが発生しています。住まわれている方は意外と臭いが分からないものです。

騒音

大きな音ではありませんが、夜中や明け方に壁の中や天井の隅でキーキーという鳴き声や、カサカサと音が聞こえて眠れないという方もいらっしゃいました。

害虫類の発生

溜まったフンは、臭いが出るだけではなくダニやハエなどの害虫類も、状況によっては発生します。ダニについては、人それぞれの気持ちの問題もあり、(ダニと聞いただけでかゆくなってきたとか・・)慎重に説明していますが、室内でのかゆみが出る場合、ネズミや鳥、コウモリの生息が多いと巣やねぐらからダニが出てきて人が刺されることもあります。